某所よりのリクエストに答えて、今回は映画本編の感想ではなく、これから公開される作品「マイアミ・バイス」の噂話など。


うちの近所では先週末あたりから映画館で「Miami Vice」のトレイラー(予告編)が流れ始めました。これが例によってマイケル・マンらしくソリッドでヘヴィー、すげーカッコイイ!


ちなみに予告編はここ ↓から閲覧可能(要 QuickTime -- Teaser より Trailer がお勧め)
http://www.apple.com/trailers/universal/miamivice/


↑を観ればわざわざ言及する必要も無いですが、ジェームズ"ソニー"・クロケット刑事を演じるのはコリン・ファレル、相棒のリカルド“リコ”・タブス刑事はジェイミー・フォックスという飛び切りの配役。監督と主演二人のキャスティングを聞いただけでも、映画館で封切されたら即見なきゃ、という気にさせられます。


風に聞く噂では、TVシリーズから設定だけを借りて、中身と雰囲気はがらりと変える気らしい。マイケル・マン監督曰く「過去にそんな TV シリーズが存在しなかったかのように映画を作っている。単なる作り直しなんてするつもりは無いよ」という事で、80 年代特有のシンセを刻むフラフラに軽~い音楽も、ソニーの唯一の家族「エルビス」ことペットのワニも映画には現れないそうな。


ジェイミー・フォックスもインタビューに答え、本作は「ドラッグ、ボート、車と女」、「野暮ったく陳腐には作らないよ」との事。


現在伝えられている推定製作予算は125億ですが、際限ない脚本の改定と(脚本も担当のマン先生、大丈夫っすか?)悪天候から撮影スケジュールはずるずると遅れ、予算もどんどん膨らんでいっているらしい。おまけに去年10月にドミニカ共和国での撮影中、撮影版のセキュリティを巻き込んだ発砲事件を起こし、そのせいでしらばく撮影が中断されていたとも。


マン監督もジェイミー・フォックスも、ブログ全盛の時代なので噂が面白おかしく大げさに伝えられているだけで(あっ、このエントリーも加担してるか?)、別に心配することはないと噂を否定するコメントを出したそうですが、脚本をあれこれいじったりするのはどうにも嫌な予感がしなくもないです。


マン監督の前作「コラテラル 」では、トム・クルーズが小器用に演じすぎたのが逆に弱さを生んでいましたが、本作では監督の個性に負けずにフォックスとファレルに暴れて欲しいなぁ、と思いますです。

邦題は「マイアミ・バイス」で日本公開は2006/秋、米国公開は7月28日予定。いやとっても楽しみです!

IMDb: Miami Vice
Official Site: Universal

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